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なままなが覇王の道を歩み始めたブログ。

フランスを旅して学んだことまとめ

 

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2013年9月3日~10日のフランス旅行について、一日ずつ記録を書いてきました。

 

「旅で人は賢くならない」ってのが持論なんだけど、それでも、国内にいたままじゃ分からなかったことが、いろいろと体感できた一週間だったと思う。

 

■物理的なこと

•スリッパは要る。

飛行機の中と、ホテルでも室内履きがなかったりするので、必要だった。

 

•歯磨き粉は要る。

歯ブラシは必須だけど、いつも歯磨き粉を使っている自分はそれも必要だった。

すっきりしたい~

 

•ウエットティッシュ、マスト。

どこに行ってもお手拭きはなかった。必須だと思った。

 

•ストールはマスト。

大判のストールは、マフラーにしたり膝掛けにしたり、便利。

カバンの上から羽織れば、ちょっと安心。

 

•安全ピンが要る。

ストールを留めるのに必要だった。

 

•爪を伸ばす習慣のない人は、発つ前に手足の爪を最短にしておこう。

足の方をぬかって、後半、気になってた。

 

•リュックは非推奨。

手があくのはいいけど、背後がどうしても気になった。

ショルダーバッグを前にして持つのが良さそう。

 

•リュックなら、前ポケットには何も入れないように。

入れてもティッシュとか、無くなってもいいものだけ。

 

•ポケットのあるボトムスに、丈の長いトップを羽織るのがすごい楽

だな~~と思った。

単にポケットある服だとスリが心配なので、自分しかめくらない丈の長いものを上に着とけば、利便性と防犯が両立できる気がする。

 

•お尻が不自由な人は、飛行機の席は通路側にしよう。

これは、よく考えれば分かることだった。。。

 

 

 

 

■考えとか

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•日本人とフランス人では、力の入れどころが違うのだなと思った。

日本人は人にどう思われるかとか、問題なくやっていくことにエネルギーを使うけど、こっちの人はそういうことにエネルギーを使わない代わりに、危機管理とか、自分の切磋琢磨とか、サヴァイヴすることに注力する感じがする。

横と縦の違いとも言えそう。

 

•やっぱり、不満より不安を選びたい。

ツアーですらそうだった。舵取りは自分だ。

 

•年を取っていくら時間とお金があったとしても、その時には行きたかった場所に行けないと思っておいた方がいい。

海外は些細なことが過酷だったりして、老体では満足に楽しめない可能性ありそう。

ツアーだとしても石畳とか階段が容赦なかったり、朝6時から夜0時近くまで動き続けたりしないといけなかったりする。

 

食事をおろそかにする者は人生の質を落とす。という言葉があるけど、そこまで大局的な話じゃなくても、自分で満足できる食べ物を食べることが、その日の気分に意外なぐらい直結してた。

残念な気分になるものを無理に流し込むぐらいなら、食べないのと結果的な幸福度はそんな変わらないかも。

 

•日本にいて、色んな人から「欧米は多彩な価値観を認める社会」って聞いてきたけど、それを初めて体感で理解した。

体感しなければほんとに何も分からない自分なんだなと思った。

ほんと、人は人。

フランス人のライフスタイルがあって、黒人の文化があって、中国人がいて日本人もいて。

違っていて当たり前。って感じがビシバシ伝わってくる。

これが、色んな時に人から言われてきた事のリアルだったんだな。

この体感は、のちのち自分の人生でじわじわ効いてきそうな予感がする。

 

•今回の旅行は、西欧の文化へのリスペクトを深化させたり、宗教の違いを越えた融和を体感する旅だった。

そしてその反面、自分自身のパーソナリティと、フランスという国との圧倒的な断絶も感じた。

 

いくら、いろんな建築や音楽を素晴らしいと思っても、私が現代の日本産の存在であることは変わりなくて、大聖堂や宮殿を一通り訪問した後の、現代建築・モンパルナスタワーで感じた安堵感や解放感は、それを自覚するのに充分だった。

 

(このタワーはパリにおいて、伝統を重んじる街に削ぐわないとして景観論争が起こったそうだ)

 

でもそれが何ってことじゃなくて、あー、好きで教会や宮殿を楽しく見てきて、でも最終的に立ってるのが現代建築の高層ビルの上で、そこで自分はWi-Fi拾ってTwitterでばかなハッシュタグを読んで、笑ってんだなぁ。としみじみ実感した。

 

世界の中の自分の立ち位置って言ったら大袈裟だけど、自分が一番生き生きする環境ってなんだろうって、考えるきっかけをもらったような気がする。

 

•なーんか海外の方が意外とのびのび暮らせていいのかもねぇなんて思ってしまった。

お金の問題はあるけど、意外と海外で暮らすって大層なことじゃないと思った。

ワーキングホリデーなんかやってみるのも、いい経験になりそう。 

 

■謝辞

最後に、この旅行に向けて様々なご協力・ご助言を頂いた方々に、厚く御礼を申し上げます!

 

  • @asonas
  • @arplants
  • ツアーコンシェルジュの藤田さん
  • EMIトラベルさん
  • JALの優しいCAさん達
  • Hôtel Donjon Vincennes さん
  • my parents

 

(順不同)