フランス旅行の記録:3日目
朝5時半に起きて、支度して6時にチェックアウト。
今日から一泊の現地ツアーでは
- シャルトル大聖堂
- シャンボール城
- シュノンソー城
- モンサンミッシェル
- 港町オンフルール
を回る予定。
ホテルをチェックアウト→集合場所へ。
朝6時ってフロントに人いないかも!?と突然心配になり、昨日の零時すぎに受付のお兄さんに聞いてみた。
明日の朝6時にチェックアウトしたいけど大丈夫?
問題ないよ。そんなに早くどこに行くの?
いいね。なにで?車?
ううん、ビュスだよ。ツアーなの。
というやり取りだった。
お代を現金で払い、チェックアウト。
現金のみで払うと案内されていたが、クレカでもいいみたいだった。
朝6時、マジで真っ暗。夜。
キャリーをゴロゴロさせてメトロに向かう。
車内では、日本人の二十代と思われる男子4人組が乗り合わせた。
こちらをチラチラ見てくる様子。
一様に疲れた表情をしていたが、1人が他の子たちをしきりに撮影、ノリノリでポーズを取る子たち。うぇ~い系。
現地ツアー、メンバー9名にてスタート。
集合場所のパレロワイヤルは、即刻見つかった。
ツアーガイドの人と対面。
おっさん。
サービス業向いてなさそうなおっさん。
どっちかいうと大学講師みたいな感じ。
さっそく、行程表やマップ、それからガイドの声が離れてても聞こえるイヤホンが支給された。
真っ暗の中、バスが到着し、キャリーを預けて乗りこむ。
参加者は9名。
シャルトル・ブルー!
初めに着いたのはシャルトル。
世界遺産のシャルトル大聖堂は、ステンドグラスに使われる独特の澄んだブルーが「シャルトル・ブルー」と呼ばれている。
時刻は朝8時半。すっかり快晴の空。
大聖堂のステンドグラス、無敵感ある・・・・
フランス入って初めての宗教施設。
まず巨大な柱廊と眩暈レベルの天井の高さに圧倒されるよね。。
シャルトルブルー、素晴らしすぎるのをばっちり写真に収めたいと思ったけど、機械の限界と技術の残念さで上手いこと撮れなかったかも~~~。
いいカメラが欲しくなるよねえ・・・。
大聖堂の周りものどかで静かで、手のひらにおさまるような小さくて美しい町、こんなところに住んでみるのもいいな~~なんてぼんやり思っていた。
ら、大聖堂の目の前にステンドグラスの学校があって、1年間フランス語を学びながら勉強できるとかって、ガイド氏が話していた。
ワーキングホリデーというやつ。
それ遊んでるのとなにが違うんだっていう。w なんかイイな~~
ロワールの古城その1:シャンボール城
バスの中で、城内の見学はオプション料金って言って集金してるのを寝ぼけて聞いて、?いいや別に・・・って流してた。
しかし、バスを降りて現物のお城みたら、これは入っとくしかないでしょ~~~となり、ギリギリで別途入れてもらう迷惑な客。
この頃、縦方向のパノラマ撮影を初めて試し始めた。
なかなか良いかも。
出口の売店で、スパイスとかテリーヌが売ってて、興味深く覗いていた。
お菓子の絵が描いてある甘そうなミックススパイスがあったので、フランス語が全く分からないが購入。
レジの人がたまたま日本人女性だったので、それが何かわかりますか?と聞いてみた。
シナモンや生姜とか(もっと固有名詞言ってたけど忘れた)を合わせたスパイスで、お菓子を焼くときに混ぜたりするんだって。
いいやつじゃん、良かったね。紅茶にいれてみよう。
自由時間中にランチを食べなきゃだったんで、近くのオープンカフェでケバブサンドとカプチーノを頼んでみた。
「Cappuccino」がずぇんずぇん通じないでやんの。。
後ろにいた中国人青年が言い直してくれて、でも分からなくて、さらにクレームなんたら~とも言ったらやっと通じた。
メニューにそう書いてあるのに・・・。
で出てきたケバブがwwww
多いよ / 大きいよ!!www
と同時にバス車内が食事NGだったようなことを思い出しいきなり焦る。
しかも集合時間5分前。
急遽、手持ちの袋にケバブ突っ込んでカプチーノを飲みながら歩き始めた。
しゃーないから後ろの席で汚さないようにこっそりモグモグしてた。
意外と食べれる。
カプチーノと合わせて8ユーロとかだったんだけど、カプチーノもクリームが美味しかったし 2.3ユーロのコンビニサンドより数段よい。
金額に対する満足度って意味で、なるほど感ある。
ロワールの古城その2:シュノンソー城
先ほどのお城とはまた違い、シックで優雅な佇まい。
周辺を広大な庭園が囲い、折々の草花が色鮮やかに彩る。
というか本日、むちゃくちゃ暑い。
33度ぐらいでなにせ日差しが強烈。。
ツアー客の誰も「暑い」というワードを出さないのが不思議だった。
城内、地下にあるキッチンが1番おもしろかった。
ナウシカに出てくる地下の庭?を思い出した。
モンサンミッシェルに至る道
その後は、しばらくバスでモンサンミッシェルに向かう時間。
すよすよ。
本日のホテルが近づくにつれ、見渡す限りの田園風景。
山という山が一切ない。
何よりびっくりしたのが、ほぼ街灯というものがない!
時は夕暮れ、空は濃く霞み、色彩は虹色の様子に、夢幻の世界に迷い込んだようだ。
次第に、北海道でいうところの登別的な地域に入っていった。
宿場町。小さなホテルが林立している。
ホテル、小さくて可愛いホテルって書いてたけど確かにそうだな。
着いたら荷物置いて、即ディナー。
↑前菜。
こちら、美味しくて大変まともだったので、テンションがマイナスからプラスにあがった。(やっと)
食べ終わったら厚着をして、夜のライトアップのモンサンミッシェルへ。
夜のモンサンミッシェル is ファンタスティック!
実はシャルトルがメインで次にモンサンミッシェルって思ってんだたけど、これはすごーーーくファンタスティックだった。
ここまでの流れで1番の感動。
遠景で見るのも素晴らしかったし、中に入ってもさらに凄かった。
お土産屋さんが立ち並ぶ狭い通り、夜だから当然やってなくて、街灯だけが石畳や看板を照らしていて、西洋ファンタジーの世界に入り込んだみたい。
シャルトルでも少し感じたけど、ここは格が違う感じで、なんていうか、魔法の力が流れてる感じがした。
んー、魔法っていうと語弊があるかな。
日本でも由緒ある神社なんかに行くと、静謐で張りつめた、清らかな気を感じるのだけど、それとはまた別の、それの西洋版。
ハリーポッターとか、指輪物語とか、ファンタジー系が好きでその世界に行きたいと思ってる人は、モンサンミッシェルに行くといいと思う。特に夜の。
ここは個人でまた、来れたらいいな。
夕食で飲んだ地物のアップルシードルが効いてて、いびつな石階段の昇り降りが相当おぼつかなくてヤバかった。
というか疲労が限界だった。だが機嫌はすこぶる良かった。
帰りはCalla SoiledのORBITAL(Instrumental Version)
を聞きながらモンサンミッシェルを眺めて歩いた。
Calla Soiled - THREELAYERSTRUCTURETHEORY
お部屋でちょっとネットして、限界を堪えてお風呂、荷づくりしておやすみ。