フランス旅行の記録:2日目
今日は一日、パリ観光の日。
の流れを予定。
ホテルでたらたら準備をして、Wi-Fiの準備もばっちり。
これから起きる惨事も知らず余裕のなままな氏
Bérault(ベロー)駅からNation(ナシオン)駅で乗り換え、Chaussée d'Antin - La Fayette(ショセダンタンラファイエット)駅へ。
駅から出るとき、自動扉のところで後ろから地元民っぽい若い男の人にぶつかられた。
すみません、みたいな感じで通り過ぎていく。
駅を出るところで呑気にパチリ。
さて、メトロも出たしインターネットを。。。あれ、繋がってない。なぜ??。。。。。
わっ………Wi-Fi盗まれたよぉぉぉぉ!(泣
びえぇ。。。。
リュックの前ポケットにいれてて、しかもチャックしめ忘れてたっぽいんだよね。
それでひょいっとって感じだと思う。。。
観光初日にして。。。爆速で辛みだ。
保険付けてたから払うのはやぶさかでないけど無いとすごい困るーーーーまだ2日めなのにーーーー。。。。。
お金もiPhoneもパスポートも盗られず、1番害の少ないものを最初に盗られたことで、まぁいい勉強になったなぁと思う。
インターネット便利だけど、ずっと繋がってたらそればっかりになっちゃうとも思えるし、盗難にあったときの手続きもこれで勉強できるので、なんというか、格別のお取り計らいをもらったのかなあって気持ち。
サービスについてる保険をつけてたので弁償金の8割が免除で、あと海外旅行保険も入ってたので、そこからもお金出るかな?ってところ。
とりあえずサービス会社に連絡したいので、ギャラリーラファイエットでフリーWi-Fiないかな・・・って、しばし傷心もしくは放心状態でさまよった。
ドーム型のステンドグラスが施されている大ホール。すごい
Wi-Fi、無いでやんの。
ジャパニーズレストランで働いてるおばさんに声かけたんだけど日本人ちゃうし・・・・!
ジャパニーズカスタマーサービスってどこです?
何それ。何がしたいの?タクシー?
フリーWi-Fiがほしい。
ない。このデパートにはないよ。
うっ。。。めるし。。。
そんなこんなで、心に波風が立ちながらも次のポイントであるガルニエ宮へ。
いわゆるオペラ座。メインホールはリハで見れなかったけど、それでもかなりの高カロリー。
中は広く、一部はミュージアムのようになっていて、ゆかりの人の絵画とかがあったり。
舞台美術のミニチュアみたいのが10個ぐらいあって、それが1番アガった。
寄りで撮ると本物みたい。面白い。
去ろうかというころに団体客がどっときてて、ナイスタイミングだったね。
今すぐWi-Fi会社に連絡しなきゃと思いながらも、お昼になってそろそろエネルギーがアレなのでお目当てのBioカフェに向かうことにした。
どこ見てもオープンカフェオープンカフェオープンカフェ。・・・
フランス人はお外が好きね!
順調に見つかって、なかなか盛況なカウンターを前にまごついていたら、お次の方どうぞって呼ばれてしまった。
考える暇もなく、黒板に書かれてある今週の特別メニューからベジサンドを示してみた。
多分最初に聞かれたのは、お持ち帰りですか、店内でお召し上がりですか、だ。
もうここまでくると勘とかニュアンスの世界。w
サラダとかフルーツは要らなかったかな。。。?とモニョりつつ、お支払いして番号札をもらう。
多分、あとで持って行くから店内にいてね。と言われた。だかーる。
Cojean (コジャン)
そえばWi-Fiないかねここ。。と思って探すとラッキー、あった。
各種メンションの確認もほどほどに、Wi-Fi会社に連絡。
問い合わせはSkypeでね、て言われてたけど、コンタクト申請しても無反応やった。仕方ないのでメールだけしておく。
適当に探したわりには良いカフェだったな。
パリに何店かチェーン展開しているようだった。
ボリュームのあるサンドは、二つあるうちの一つを包んでもらった。
来た道を戻り、なんか高級ブランドの本店が立ち並ぶ通りがあるみたいなので、興味本位で歩いてみた。
一度は聞いたことのあるブランドロゴがそこらじゅうに散見。
カルティエ本店は、外観も豪華。
それに対してティファニー本店は、シックな玄関と裏腹の、チラッと見える中の豪奢でヤバイ感じがインパクトあった。
ヴァンドーム広場、に着いた。
由来とかは知らん。
35度だったかな。日差しがめちゃくちゃ強烈。
さらに歩き、ルーブル美術館がある大きな敷地に入っていった。
ここは巨大な公園なんだね。チュイルリー公園というらしい。
公園で、走ったり、寝たり、ご飯食べたり。
思い思いに過ごすパリジャン達は素敵だった。
公園側から来ると周辺に看板が全くないオランジュリー美術館を、冴え渡る勘で引き当てる。
さて、最初の美術館だ。
荷物チェック、クロークを経てチケット購入。
モネの大きな睡蓮の絵。
ベンチに座ってゆったり眺めていると、本当にモネが愛したお庭に座っているような、安らかな気持ちになった。
っていう効用を目指して描かれたというから、今なお達成され続けている。
生き続けているように思った。
あと地下にはモディリアーニ、ローランサン、ピカソやマチス、セザンヌなんかの絵があった。
ローランサン、女子力高いし額縁がひときわ凝ってて愛されてるなと思った。
美術館を出て、少し疲れたところで入り口正面に置いてある長椅子が空いてたので、えらそーに座って旅のめもめも。
入場待ちの人を眺めながらCojeanのサンドをパクつく。
もう3時になるし、ルーブル行かないと。
今日は水曜、夜間開館の日だから、ゆっくり見れるね。
が、7時ごろにはセーヌ川クルージング行きたい。。。
オランジュリーからルーブルに向かおうとしたらすぐ、地元民らしきお爺さんに声をかけられた。
日本が大好きらしく、草間彌生から大江健三郎、浅野忠信に、二宮和也まで出たときはちょっとびっくりした。w
すごく詳しい。つか私より詳しい。
しきりに今後の予定を聞いてくるのと、ベンチに座らされて6時ごろに待ち合わせてご飯しないか?と言われたけど断った。
握手したら挨拶のキスされた。
うーんって感じだけど、まあいい刺激でした。
名をパスカルと言った。
気を取り直して、ルーブル美術館。
3つの翼・・・シュリー翼、ドゥノン翼、リシュリュー翼があって、収蔵作品はにゃんと35,000点。
毎年800万人が訪れるそう。
全てが規格外やで・・・・。
シュリー翼から入って、まずエジプト関係とローマ美術系、いわゆるミロのビーナスなど、鑑賞。
3DSのオーディオガイド、面白いんだけど使い勝手もうちょいだな。。
でも今いる場所をかなり精確に把握してくれるし、そのフロアは~~とか勝手に説明始めてくれるので便利。
さらに、目の前で見てる作品を検知して解説してくれたら満点だ。
途中、カフェスペースで休憩を挟む。
その後、フェルメールの作品や「怖い絵」で有名になったラ・トゥールの「いかさま師」とか、高品位工芸品の数々、ナボレオンの客間などなど見ていたら、なんともう19時すぎ。
これ外明るいから気づかない。。
ナポレオンの客間、豪華絢爛具合が壮絶すぎて入った瞬間アメリカ人が「Oh my god…」と言ったまま黙っちゃってたのがウケた。
急にセーヌ川クルージングのこと思い出した。
モナリザまだ見てないしこれ間に合わないんでは?!!?!?
一縷の望みをかけて、最短ルートでモナリザまで直行。
つっても迷宮になってるので、時間かかる。。。
いい締めをもらいました、モナリザ。
これが、あの!。ダヴィンチコードとか観たくなった。
それから急いでパスポートを人質に取られているオーディオガイドのカウンターに行き、ルーブル美術館を退場。
間に合うかわかんないまま、セーヌ川沿いを乗り場まで小走り。
なんか鍵がいっぱいついてる橋、、、、の、次の橋がポン・ヌフ。
ガッツリ停泊してるVedettes du Pont Neuf(ヴデット・デュ・ポン・ヌフ)号。
もう汗だく。
椅子席は全部埋まってたんだけど、うろちょろして撮れた方がいいので結果オーライ。
約1時間のクルーズは、地元のお姉さんがフランス語的な英語でのガイドつき。
結構言ってることは分かる感じだった。
パリの名所をいろいろと網羅できて、エッフェル塔もかなり間近に見ることができた。
後日、近くまで行こうとしてたけど、もういいかな~。
鉄の刺繍ってそのとおりな感じだったな。シックでエレガント。
降りたら21時。夕飯食べてないことに気づく。
ちゃっちゃとホテルの駅まで帰っちゃえばスーパーでなんか買えたんだけど、ギリ間に合わないかも・・?と思って、ルーブル美術館の地下にあると噂のフードコートに行ってみようとした。
が、すでに真っ暗なのもあって、辿り着けず。
というか営業してるかもわからなかったけど。
(その後も何回かチュイルリー公園周辺を歩いたけど、ついに分からなかった。)
仕方ないのでリヴォリ通り沿いの適当なレストランに入ってはみたものの、ラストオーダー過ぎてるようで。。。。
いつまでーもオープンカフェで宴ってるからいつが終わりなのかわからんやないか!
ごはん抜きを観念して最寄りのメトロから帰ることにする。
しかし暗闇のなか、入り口を見過ごしたようで、さらに遠い駅から乗るはめになった。
なんかエッフェル塔近くに見えてたし歩数がヤバイ。足もヤバイ。
グダグダな状態でホテルに着。
Wi-Fiを繋げて、日本へ生存報告。
ガイド本を参照したところ、盗難届は必要そうだ。
警察いかないと。
明日からは一泊の現地ツアーだから、帰ってきたら朝一で警察探そう。